おひとりさま現役パラレルワーカーフクコろぐ

これからの会社員は、複数の収入源をもとう! 会社に翻弄されずアナタらしく仕事ができる。 そんなパラレルワーカーを広めるフクコのブログです。

【ニューノーマル社員必見】確定拠出年金はホントにデメリットしかない!?

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こんにちは!

現役パラレルワーカー フクコです。

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ちょっと前に、年金2,000万円問題と老後不安解決策について

下記の↓記事を書きました。

 

www.fukuko-parallel-work.com

 

その時に確定拠出年金について書き足りなかったのですが、

調べてみると確定拠出年金について

結構デメリットをあげているヒト達がいたり

「そもそも確定拠出年金は入るべきではない」なんて

かなりネガティブな発言をされているヒトもいて

実際運用している私
としてはナゼ??と思いました。

 


結論から言うと


確定拠出年金はメリットの方が大きく

デメリットもそのヒトの見方のモンダイで

フクコ的にはデメリットすらメリットです。(^^)



ということで、

今回は私も利用している確定拠出年金について

ホントのホントのところ実際運用している運用者目線

お話したいと思います。



この記事で分かるコト

   ‐ 日本の年金制度の3階部分

   ‐ 企業型確定拠出年金(企業型DC)と個人型確定拠出年金iDeCo

 

そもそも確定拠出年金とは?


そもそも確定拠出年金とは何でしょう?

確定拠出年金とは、

「自分で掛け金を運用したり、資産の持ち運びができる制度」のコトで

私的年金とも言われています。


下記の図↓のように、日本の年金制度は「建物」にたとえられ

私的年金である確定拠出年金建物の3階部分にあたります。

 

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企業型確定拠出年金(企業型DC)と個人型確定拠出年金iDeCo

 

さらに確定拠出年金は、

企業型確定拠出年金(企業型DC)

個人型確定拠出年金iDeCoとにわかれています。


この違いは

単にアナタの勤める会社が企業型確定拠出年金を導入しているかどうか

企業型確定拠出年金の加入対象者は、

企業型確定拠出年金を導入している企業の従業員のみとなります。

そして、有無を言わさず従業員全員強制加入です。

ただし、掛金は会社が支払ってくれたり

もしくは従業員と折半で支払ったりしてくれます。

一方で、

もしアナタの勤める会社で企業型確定拠出年金を導入していない場合、

個人型確定拠出年金iDeCo)に自分で加入することになります。

 

ちなみに、

確定拠出年金の月々の掛金の上限

企業型確定拠出年金の場合は、5万5000円で、

他の企業年金と併用の場合は、2万7千500円が上限で、

個人型確定拠出年金の場合は、職業別で差がありますが、

自営業の方だと、6万8千円

企業型確定拠出年金なしの会社勤めの方は、2万3千円となります。

それでは、次に確定拠出年金のメリットにうつります。

 

確定拠出年金のメリット


確定拠出年金のメリットは、3つあります。

順にみていきましょ~。


1.運用益は非課税


確定拠出年金の運用から出た利益は、すべて「非課税」となります。

もうこれは超大切でおトクなメリットです。


不動産売買でも何でも、利益が確定した時、必ず税金がかかるので、

確定拠出年金で運用益が全て非課税となるのは

年金を貯める側としては

ホントにホントに美味しいメリットとなります。(^^)

2.60歳以降年金形式で受け取ると公的年金等控除


さらに、

自分の貯めていた確定拠出年金

60歳以降に年金形式で受け取る時

公的年金控除の枠が使えるので、さらに税制優遇されます。

残念ながら受給金額が全て税金免除ではありませんが、

年金受給開始の年齢に応じて、ある程度控除される
ので

やっぱり普通に自分で積み立てているより、ゼッタイお得だと思います。

3.投資信託にかかる手数料や運用管理費も安い


さらに、さらに!

普通に個人で投資している際にかかる手数料と比べると

確定拠出年金で運用する時にかかる手数料

圧倒的に安くなっています!!

そして運用管理費も安いです。

ちなみに、企業型確定拠出年金の場合は、

企業が運用管理費を払ってくれるので更にオトク。


確定拠出年金のデメリット


そして、確定拠出年金のデメリットはこれまた3つです

順に、みていきましょ~。

1.60歳以前に引き出せない


確定拠出年金は、

60歳以前に引き出すことはできません

これは例外とかはなく、

どんなにアナタが将来お金に困ったとしても

60歳までは引き出せないというルールがあります。

確定拠出年金は、老後の備えなのでまあ当たり前といえば当たり前なんですが。


2.選択した金融機関が取り扱う金融商品しか選べない



確定拠出年金用のための金融商品は,

確定拠出年金専用なものも多く

選択した金融機関によって扱っている金融商品にかなり違いがあります。


個人型確定拠出年金
なら、

自分で運用したい金融商品から、逆に金融機関をえらんだりもできますが、

企業型確定拠出年金の場合、

企業が提携している金融機関に口座を持つことになるので、

自分から金融機関を選択できず、必然的に選べる金融商品も限られてしまいます。

3.自分自身の運用で責任とリスクを取らないといけない


確定拠出年金は、私的年金なので

国の年金制度や企業年金制度と違い

自分自身で運用
していかないといけません。

なので、責任とリスクはアナタ自身が背負うことになります。


そういう意味で、

「国の年金制度維持が困難になるので、自分の老後は自分で守って。」とか

企業年金制度維持も困難なので、企業が積み立てるからあとは自分で頑張れ。」とか

国や企業からの暗黙のメッセージとも言われています。


なぜ確定拠出年金のデメリットはフクコ的にメリットなのか?


確定拠出年金について、メリット、デメリットそれぞれ3つずつあげました。

このデメリットの方なんですが、

私的にはあまりデメリットととらえていないんですよね。


1.60歳以前に引き出せないことのメリット


まず、1.60歳以前に引き出せないという点ですが、

安定した投資の基本中の基本長期投資☆彡です。 


なので、60歳以前に引き出せないように枷がある方が

「このお金は今はないもの」と割り切って考えられ

自然と長期投資を続けていけると思います。

じゃないと、

「これだけ貯まったならちょっとぐらい使っても大丈夫だよね。」

ついつい使ってしまったりとかすることもありますよね。

ハイ、私もよくあります。(笑)

なので、

むしろこのお金は絶対使えない!という状態にされている方が

「気がついたら貯まっている」ということになります。(^^)


2.選択した金融機関が取り扱う金融商品しか選べないことへのメリット


そして、2.選択した金融機関が取り扱う金融商品しか選べないという点ですが

むしろたくさんあり過ぎる金融商品から選ぶと迷ってしまって

逆にどれを選べばいいのかわからなくなると思いませんか?


実際、ある程度絞られていた方

金融商品のそれぞれの実績とか調べやすくなるので

正直えらぶ時ラクですよ!

資産運用で大切なコトは、

とにかくいかに同じ金融商品にどれだけ長く投資し続けるかなので。



3.自分自身の運用で責任とリスクを取らないといけないへのメリット


そして、3.自分自身の運用で責任とリスクを取らないといけない点ですが、

そもそも企業や国に自分の年金の安定を求めるのって

むしろその方がリスクがあると思いませんか?


やはり他人にお金を任せる

大体の場合、

適当に運用されて損失をこうむったり、

大したことをやってもらっていないのに手数料が高かったり、

挙句の果てには、着服されてなくなってたり

まあいいコトなんてない
と思います。苦笑


他人にお金を預かってもらっていると

預かっている側にリスクや責任が移動している感覚となりがち
ですが、

実際はそんなことはありません。


たとえ他人に預かってもらっていても

給料から天引きで不可抗力
だとしても

会社が勝手に掛金を払っているとしても

結局アナタの労働の対価から得た大切なお金たちなのです。


それよりも何よりも老後は自分で準備をすると覚悟を決めて

「自分のお金はやっぱり自分で責任をもって管理するのが一番」
だと思います。

そうすれば、いくら貯まっているか常に把握できますしね!!(^^)


確定拠出年金で資産運用に慣れよう!!


あと、もう一つ確定拠出年金の良いところがあると思います。


それは、確定拠出年金で資産運用に慣れられる!というところです。

一度も資産運用したことのない方々にとって、

まず金融機関を選んで、証券口座を開き

さらにやらインデックスやらFXやら

はたまた仮想通貨やらと

投資をゼロから始めるのはハードルが高いですよね。


それに比べて、確定拠出年金での資産運用だと、

選ぶものも投資信託からなので、

そこまで勉強せずともはじめられ

自分で運用金額も決められますし、

元本確保型商品もあるので、

全て金融商品に充てる必要もありません。

自分でリスク分散をすることができます。


それに、アナタが会社員で企業型確定拠出年金に加入しているなら

どうせ掛金を毎月会社が支払ってくれているのです。

せっかくですから、

その積立金を使って資産運用に慣れてみてはどうでしょうか?

私のように、意外と資産運用の面白さにハマるかもしれませんよ!(^^)

 

結局自分の老後は自分で責任を持つのが一番!!


確定拠出年金はホントにデメリットしかない!?」についてまとめてみました。
 

結局のところ、

自分の老後は自分で責任を持つしかないんですよね。(>ー<)

だってアナタのお金なのですから。


ついつい老後の生活は国や会社から支えてもらえると思いがちですが

残念ながら自分で計画的に早いうちから考えていくことが

老後の生活の不安を一番減らすこととなると思います。


そのあたりを、少し考えるきっかけとなれれば幸いです。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございます。(^^)

フクコ