こんにちは!
現役パラレルワーカー フクコです。
2020年からの新型コロナウイルスの影響で、
すごもり生活を余儀なくされ、消費は落ち込み
大企業だとしても、早期退職・希望退職をつのり
やむをえず人員削減にのりだす企業が残念ながら増えています…
つい最近は、30年ぶりに日経平均株価が3万円台に回復(2021年2月中頃)で
去年コロナショックで市場は一度はかなり落ちたものの、
ふたたび好調な勢いで儲かりそうなイメージから、
投資で生計を立てようとしたり、
老後の貯蓄のためにはじめる方がだんだんと増えてきました。
その一方で、投資は「怖い」「ハイリスク」といった
ネガティブなイメージもいまだに強いのは事実です。
それでは、実際のところ
今、投資しない方がイイのでしょうか? ワルイのでしょうか?
結論から先に言うと、
これからの時代はとくに、投資しないリスクの方がコワいです。
なぜそうなのか説明させてください。
この記事で分かるコト
- 金融広報中央委員会とは
- 金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」結果
- 貯金があれば安心は勘違い
- 複利効果のある投資しかインフレに対抗できない
- 【まとめ】投資しないリスクの方が本当はコワいこれからの時代
金融広報中央委員会とは
「金融広報中央委員会」という委員会があるコトはご存知でしょうか?
金融広報中央委員会は、都道府県金融広報委員会、政府、日本銀行、地方公共団体、民間団体等と協力して、中立・公正な立場から、暮らしに身近な金融に関する幅広い広報活動を行っています。
当委員会は、昭和27年に貯蓄増強中央委員会として発足しましたが、その後時代とともに大きく変化する活動の実態に合わせ、昭和63年には貯蓄広報中央委員会に、平成13年4月には現在の金融広報中央委員会に名称を改めました。今日では、「金融経済情報の提供」と「金融経済学習の支援」をいわば車の両輪とした金融に関する情報普及活動を通じ、健全で合理的な家計運営のお手伝いをしています。
コチラの委員会は、顧問の方々が金融庁長官に日本銀行総裁という
日本のお金の流れをよーく知っている金融のプロ中のプロの方なので
日本の投資に関する興味深い世論調査結果を発表してたのを発見しました。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」結果
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」結果によると
2020年時点で、金融資産を全く保有していない世帯が、
2人以上世帯では、16.1パーセントと前年度よりも7.5パーセントも減少してます。
2人以上世帯世論調査結果
参照: 時系列データ(昭和38年から令和2年まで) ― 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]|知るぽるとから抜粋
一方、単身世帯は、2020年時点で金融資産を全く保有していない世帯が
36.2パーセントと前年度より1.8パーセント減少と
2人以上世帯より減少度は低いものの、減少しています。
単身世帯世論調査結果
参照:時系列データ(平成19年から令和2年まで) ― 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]|知るぽるとから抜粋
ということは、
この結果からも、2020年から投資を始めた方々が多いコトがわかります。
貯金があれば安心は勘違い
株式、債券、投資信託、FX、最近だと仮想通貨などが金融資産とよばれます。
現金と違い、たしかに価格が日々変化するので元本割れするリスクがあります。
金融資産を保有したがらないヒト達は大抵この元本割れリスクを理由に
貯金にこだわります。
そして、私も気持ちはわかります。
堅実にコツコツと貯めていきたいと思ったら、
とにかくリスクがあるって言われているコトはしたくないですよね?
ですが!
貯金自体もある意味「元本割れ」しているといったらどうしましょう?
貯金のリスク:シュリンクフレーション(ステルス値上げ)
ここ最近、アナタがいつもよく食べているお菓子とか
なんだかいろんな食べ物や日用品のサイズが小さくなっている
と思ったりしたことはありませんか?
シュリンクフレーションとは、
販売価格をそのまま、サイズや内容量を減らして、
実質値上げをしているのと変わらない
メーカーの生き残るための苦肉の策のことを言います。
一見、価格は変わらないのでインフレーションとは別扱いするため、
日本はインフレーションではないと言われているんですよね…
ですが、このシュリンクフレーションは実質インフレと同じです。
物価が上がっている効果と同じ経済効果があります。
ということは、ですよ。
コツコツとなんのレバレッジも複利効果も使わず、
現金で100パーセント貯金をして
たとえば、1万円をそのまま1万円で貯金していくと、
商品を購入した時、1万円を貯めた当時と比べて
商品自体が小さいサイズ、少ない量なので
結局、貯めた当時は1つで足りたものが、もう1つ購入しないと足りなくなります。
要は、実質現金元本が減っているのと同じような現象がおこることになります。
これが、現金だけで貯金するホントにコワーいリスクだと思います。
複利効果のある投資しかインフレに対抗できない
そして、現在
日本を含め世界の経済は、
2020年からの新型コロナウイルスの影響で、
深刻なダメージを受けていてそれはこれからも当分続くと言われています。
そのため、これからもメーカーは生き残りをかけて
シュリンクフレーションという名の、こっそりステルス値上げを続けていくので、
気がつかないうちに消費者側の方が
現金だけ貯金するリスクにさらされ続けます。
そして、このことから
結局のところ、複利効果のある金融資産の投資しか
物価の上がっていくインフレの一種であるシュリンクフレーションに対抗できない
というコトにもなります。
【まとめ】投資しないリスクの方が本当はコワいこれからの時代
金融商品の元本割れも確かにリスクではありますが、
気づかないうちにさらされる投資しないリスクの方が本当はコワい
というコトについてまとめてみました。
毎月お給料が入ってきます。
自分たちが会社の都合で急に失業したときに初めて
「家計に体力がない」ということに気がつきます。
おウチ時間ですごもり生活の間、
実はお隣の方はすでにこっそり投資をはじめているかもしれません。
アナタもこの機会に投資を考えてみてはいかがでしょうか?
そのあたりを、少し考えるきっかけとなれれば幸いです。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございます。
フクコ